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help リーダーに追加 RSS 国師岳、北奥千丈岳、金峰山に登る

<<   作成日時 : 2008/09/04 21:59   >>

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 盛んに法師蝉が鳴いている。「つくつくぼうし つくつくぼうし ちょんぎおーす ちょんぎおーす じー。」幼い頃教えられたとおり、今でもそう聞こえる。
 法師蝉は立秋の頃から鳴き始めるので秋の季語になっているが、今のこの時期を秋というにはまだ早く、夏の気配が濃く残っている。

 8月31日と9月1日にかけて奥秩父の国師岳、北奥千丈岳、金峰山に行って来たが、大弛小屋の主人は、「山は今秋に入る準備をしている。秋雨前線が来て、それが過ぎて秋になる。」と云っていた。山男の季節感だ。
 今回の山行は、雲の平を諦め撤退してきた私達や夏の豪雨で夏山を満喫できなかった会員を対象に特別に企画されたものだ。大弛小屋に荷物を置き、初日は国師岳、北奥千丈岳を往復し、二日目は金峰山を往復するという贅沢なものだ。私にとっては、雨で剣岳を断念したばかりなので、二度あることは三度ある、お天気が気になったが、幸い天気にも恵まれた山行になった。

 総勢6名、塩山に9時集合。タクシー2台に分乗して大弛峠に向かう。昨年は工事中であった琴川ダムはもう貯水されていた。林道牧丘川上線は舗装され走りやすい道路だが、降り続いた豪雨のせいか土砂崩れの跡も多く、道路が大きく陥没して、鉄板で仮復旧された工事中の箇所もあった。途中、金峰山の五丈岩も見え、天候の先行きに安堵したところである。

 大弛小屋を10時30分出発。国師岳への道は木の階段や木道が整備されて歩きやすい。大分のんびり歩いたつもりでも、予定より早く北奥千丈岳についた。ガスがこめてきて、金峰山はその山頂を見せない。 山頂で雲の流れを追い、視界の回復を待つ。八ヶ岳の山並みは見えたが、北の空に積乱雲が発達して来たので下山。
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                北奥千丈山頂からの八ヶ岳
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                     積乱雲発達

 早速小屋前のテーブルで宴会を開始した。今回はタクシー利用の小屋泊まりなので、各自好みのお酒を持参してきた。私は、タンカレーのドライジンとベルモットを氷を詰めたステンレスの魔法瓶に入れ、断熱材で包んで持参した。ザックの中でよくシェークされ、冷たいドライマチ−ニになっていて、好評であった。山談義に宴もたけなわのところ、大粒の雨が落ちてきて小屋の中に避難した。その直後凄まじい雨となり、小屋のトタン屋根を叩く雨音が凄まじい、久しぶりに豪壮な音を聞いた。
 この小屋は予約客があるときだけ小屋番の夫婦が上がってきて、それ以外は無人の避難小屋として解放されている。 今晩は我々グループの貸し切りで、夕食はランプの下となった。小屋自慢の肉鍋、大きな土鍋に野菜を一杯詰めその上に牛肉、脂身の少ない見るからに旨そうなやつがたっぷり盛り上げてある。野菜に火がとおってきて、肉が沈んでくると、豪快に上下を逆にすると、たちまち旨そうな匂いが立ち込めてきた。めいめいに小分けされたおでんも旨い。サラダの野菜は自家菜園で無農薬、有機肥料で栽培したものだそうだ。ご飯が美味しい。標高2,365mの山小屋なのにふっくらと炊けていた。デザートは牧丘町特産の黄桃。一人一個でないのが残念であった。ちなみに大弛峠は、乗鞍がマイカー規制により通行できなくなったので、マイカーで通行できる日本で最高の峠である。
 夕食後 薪ストーブで暖をとって、早めに就寝。夜中に何度も雨が屋根を叩いた。

 5時起床。朝食の弁当をザックに詰めていると、味噌汁を飲んでいけと云う。お茶もご馳走になり、出発した。主人は今日の天気は3時までは保障すると云われ、峠から北に浅間山の噴煙が靡いているの指し示して頂いた。
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                      浅間山

 樹林帯を抜け朝日岳の手前の岩稜、大ナギまでくると雲海に浮かぶ富士がその全容を現した。朝日岳の展望台からは金峰山の山頂と五丈岩がよく見えた。この当たりの樹木は縞枯れ現象で立ち枯れているが、若木が勢いよく生長して森林の更新が進んでいた。
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                      金峰山

 賽の河原をへて石門を潜ると山頂で、瑞牆山、富士山の眺望を楽しんだ。山頂から少し離れて五丈岩が聳えている。巨岩の積み重なりが見る位置によって異なった姿を現す。吉野の金峯山と係わる修験道の霊場である。
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                        富士山
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                        瑞牆山
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                        五丈岩 
 
 山の天気は変わりやすい。ガスが出てきたので下山。12時前に小屋に帰着した。まもなく予約したタクシーが迎えに来て、塩山へ。下界では、昨夜の豪雨で貨物列車がスリップして一時上下線とも不通になったそうだ。運転手さんの案内で駅南口近くの「喜勝亭」で、名物のほうとうを食べたが、手打ち蕎麦も旨かったという。今回は飲まなかったが、八海山と久保田を置いてあるのがうれしい。塩山のお薦めの店にし、記録しておくことにした。
(рO553−33−2415)

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