奥多摩の大岳へ

 ブログへの掲載が前後してしまったが、4月8日には、私たちの山の会の山行があって、奥多摩の大岳へ行って来た。
 前日の雨もあがり、立川へ向かう多摩モノレールの車窓からは、青空にくっきりとそびえる富士を背に、朝日を受けて咲き誇る桜が見られた。ふと、本居宣長の歌を思いだした。「敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ山桜花」        
ライトアップされた桜も趣きがあるが、朝日に輝く桜はことに美しい。
 モノレールを降りると、立川駅南口前の歩道橋からビルの間に大岳が見えた。この山はその独特な形が遠くからも目立ち、かっては相模灘沖を通航する船の目安となったと云われている。
 JR立川駅青梅線のホームに全員が集合、今回は男5人、女2人で7名のグループで、ケーブルカーを利用して御岳山(929m)の武蔵御嶽神社を参拝してから、奥の院(1077m)、鍋割山(1084m)を経由して大岳山頂(1267m)へ、帰路はロック・ガーデンを経てケーブルで下るもの、歩程約7時間のコースであった。
 まずは御岳山、御岳山には数々の思い出がある。若い頃登ったときは杉の巨木多く見られたものだが、昭和41年の台風でなぎ倒されてしまった。その後も来る度に変化が見られる。今回は、本殿の前に新たに一対の大きいなコマオオカミの銅像が置かれていた。銘に「西望塑人謹作」とある。なんと作者は長崎の平和祈念像を造った北村西望である。

【武蔵御岳神社】
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【コマオオカミの偉容】
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 御岳神社から西へ約40分で奥の院だ。記憶では小さな石の祠だが、朱塗りの小社が現れたのには驚いた。しかし、少し登って尾根に出ると昔の石の祠があって、記憶どおりなので安堵した。奥の院には日本武尊と大口真神が祀られている。

【奥の院の古い祠】
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 小休止して鍋割山へ。鍋割山は「鍋を半分に割ったような形状」のため呼ばれるそうだが、山頂は見晴らしも、日当たりも良く、休憩に良い場所なので、早めの昼食とした。

【鍋割山頂から見る大岳】
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 鍋割山を下ると、御嶽神社から山腹をとおって来る道に合流する。平坦で歩きやすい道だが、しばらくすると鎖場が出てくる。このあたりで、左足に異常を感じ始め、筋肉痛に襲われた。TVのCMのように「熱いハートのALSOK」というわけにはいかず、先に行ってもらい、応急手当てをして跡を追った。
 大岳山荘から山頂往復は30分程度だが、帰路が3時間ばかり要することも考慮し、ここで待機することにした。山荘は現在は閉鎖され、荒廃が進んでいるが、風除けになる。空身で行ったみんなのザックを見張りながら、痛み止めを服用し、インドメタシン剤を擦り込み、入念にマッサージをおこなった。原因は、このところのトレーニング不足と体重の増加であろう。

【荒廃した大岳山荘】
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 今回は山頂を踏めなかったのは残念だが、ロックガーデンを快調に下ることができた。

【綾広の滝】
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【渓流の青苔】
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 ケーブルカーの発車時間まで余裕があったので、駅の売店で奥多摩の銘酒「澤乃井」のカップ酒を求め、アルコールは鎮痛剤の効きによいと云って嗜んだ。発車時刻が近づきケーブルカーに乗り込むと、運転席にいたのは、売店でお酒を買ったときの初老の職員であった。みんな頑張っているんだ。
 無事下山を果たし、JR御岳駅近くの玉川屋で祝杯。熱燗に蕎麦が良く合う。

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この記事へのコメント

2010年04月16日 14:57
気持ち玉ありがとう。
渋谷に、御岳神社があるのです。
宮益坂の郵便局の手前と金王神社の支店(?)のような御岳神社があります。
渋谷の酉の市は、御岳神社です。
2010年04月25日 08:24
コマオオカミが力強く、滝の飛沫が清廉ですがすがしく、
いっしょに現地にいったような気がしてきました。
2010年05月03日 21:47
今晩は、ご無沙汰しています。
鍋割山、愉快な名前です。由緒あり気なイメージです。
鎮痛剤替りの酒は良くありません、実は私も時々傾けます。失礼しました。
来週から故郷往来再開です。妻も私も疲れ気味、頑張ります。いずれ、又。

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